「テレビって、どれを選んでも同じじゃないの?」
正直、私もそう思っていました。ところが、この東芝REGZA 55X9900Rに出会ってからは考えがすっかり変わってしまったのです。
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一言で表すなら、これは“映像の窓”。ただのスクリーンではなく、まるで部屋の中にもうひとつの世界を持ち込んだような感覚。大げさに聞こえるかもしれませんが、リモコンを握った瞬間、まさに生活の質が変わった気がしたのです。
圧倒される画質 ― なぜここまで鮮やかなの?
55X9900Rの代名詞ともいえるのが、新開発のRGB4スタック有機ELパネル。
技術的な仕組みを細かく語ると難しいのですが、要するに「光の重ね方」が従来とは違うのです。
その結果、明るさは約1.3倍、色の深みは1.1倍に向上。数字だけ見ると「ふーん」で終わりそうですが、実際に映像を目にした瞬間、思わず「うわっ!」と声が出ました。
例えば自然番組の森の緑。これまでは「きれいな緑」だったのが、55X9900Rでは「葉っぱ一枚一枚の湿度まで見えるような緑」。鮮度のある空気ごと伝わってくる感じがするのです。
「テレビの進化って、ここまで来たのか…」と、ちょっと感動してしまいました。
昼間でもクリア ― 太陽に負けないテレビ
正直、有機ELテレビには苦手意識がありました。昼間の明るいリビングでは反射して見えづらい…これが長年の悩み。
でも55X9900Rは違いました。アドバンスド低反射ARコートのおかげで、カーテンを開け放っても画面がはっきり。
「窓際でテレビなんて無理だよね」と思っていた自分を、いい意味で裏切ってくれました。
むしろ太陽に挑んでいるかのよう。「お日様、今日も眩しいけど、こっちも負けてないよ?」と、テレビが小さな勝負を挑んでいる気さえして、なんだか頼もしく思えてきます。
AIボイスナビ ― まるで気の利く家族みたい
このテレビ、ただ映像がきれいなだけじゃありません。AIボイスナビゲーターが、ちょっとした“会話”にも付き合ってくれるのです。
たとえば「最近の人気ドラマ見せて」と話しかけると、ちゃんと候補を表示してくれる。
「子ども向けのアニメは?」なんて聞けば、親目線で助かる作品を見つけてくれる。
リモコンを探してボタンをポチポチ押していた頃を思うと、「声で頼むだけ」って本当に楽。
「テレビに話しかけるなんて恥ずかしい」と思っていた私ですが、今ではすっかり日常の一部に。気づけば家族の一員のように、「ねえレグザ、今日は何がある?」と話しかけている自分がいます。
電気代が優しいって、地味にありがたい
映像や機能に目を奪われがちですが、実はこの子、省エネも優秀です。
消費電力は前モデルよりも低く、年間で2,000円以上節約できる計算。正直「2,000円ってたいしたことないでしょ」と思っていたのですが、10年単位で考えるとけっこうな金額。
しかも「高画質なのに電気代も減る」って、なんだかちょっとズルいくらい。財布にも地球にもやさしいところが、ますます好感度を上げてくれます。
ダブルウィンドウ ― 贅沢な時間の使い方
私が密かに気に入っているのがダブルウィンドウ機能。
たとえば「右半分で野球中継」「左半分でニュース」。一度に二つの世界を味わえる贅沢。
「ながら見」どころか「並行視聴」。視線を動かすだけで別ジャンルの情報が入ってくるので、ついついソファから動けなくなってしまいます。
正直、これはちょっと怠惰を加速させる危険な機能かもしれません(笑)。
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デザインも気が利いてる
テレビって大きいと「圧迫感」が出がちですが、55X9900Rはすっきりしたデザイン。
回転式スタンドで角度を調整できるのも便利です。掃除のときに「ちょっと動いてくれる?」と頼める優しい家具のよう。さらに転倒防止バンドまで付属していて、子どもやペットのいる家庭でも安心。
「見た目も中身も頼れる相棒」ってこういうことを言うんだなぁと思わされます。
気になる点も正直に! 欠点・デメリットは?
もちろん欠点がゼロなわけではありません。
まず価格。発売当初は約48万円。思わず「うっ」と息を飲む値札です。
でも実際に体験すると「値段の意味はある」と思えてしまうのが怖いところ。
もうひとつは音質。映像に感動しすぎて、逆に音がちょっと物足りなく感じることも。
「いやいや、これだけの映像なんだから音も盛大に!」と欲張りたくなるのです。外付けのサウンドバーを組み合わせれば、その不満もほぼ解消できます。
前モデルとの違い ― 悩ましいけど選ぶ価値あり
旧モデル55X9900Nと比べてみると、明るさ・色域・低反射性能、すべてがワンランク上。
しかもAIの使いやすさや省エネ性能まで強化されています。
正直「新しい方を買ったほうが後悔は少ない」と思います。ただし、「夜だけ観る」「価格重視」という人は型落ちモデルも賢い選択肢。ここはライフスタイルとの相談ですね。
まとめ ― “映像体験”を超えた“生活体験”
55X9900Rは、ただのテレビではありません。
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画面をつけた瞬間の「うわっ!」という驚き
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昼間でもくっきり見える安心感
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AIがちょっとした会話に応えてくれる楽しさ
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電気代に優しい堅実さ
これらが合わさって、テレビを見る時間が「ただの娯楽」から「心地よい生活習慣」に変わっていくのです。
気がつけば、「テレビを観るために部屋の雰囲気まで整えたい」と思うようになっていました。照明を落として、コーヒーを用意して、ソファに沈む。そこには小さなシアターがある。
そんな豊かな時間を毎日の中に持ち込んでくれるのが、この55X9900Rです。
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