REGZA 65Z970R レビュー
―購入を検討している人が知りたい“リアルな使い心地”
はじめに
新しいテレビを買うとき、カタログや公式サイトを見ても「結局、自分の家でどう感じるのか」が一番気になりますよね。
私もこのREGZA 65Z970Rを購入する前、いろいろ迷いました。有機ELと液晶の違い、値段に見合うかどうか、サイズ感は大丈夫か…。
ここでは実際に65Z970Rを使ってみて感じたことを、良い点も不満に思った点も含めて正直にまとめます。購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
設置してまず感じたサイズ感
65インチはやっぱり大きいです。搬入された瞬間は「うちのリビングに収まるかな」と少し不安になるほどの存在感。
ただ設置してみると、ベゼル(枠)が細いためか思ったより圧迫感はなく、部屋に馴染みました。映画やスポーツを観るときには「大画面にして良かった」と心から思います。
逆に「普段はニュースやYouTubeくらいしか見ない」という方だと、このサイズは持て余すかもしれません。リビングの広さや生活スタイルをしっかり考えて選んだ方がいいと思います。
映像の印象 ― 液晶を選んで良かったと思えた瞬間
このモデルを選んだ大きな理由は「昼間でも見やすいこと」。我が家は窓が大きく、日中は日差しがたっぷり入ります。有機ELは映り込みが気になると聞いていたので、液晶を選びました。
実際に使ってみると、明るい部屋でもしっかり映像が見えて安心しました。特にスポーツ中継やニュースの文字テロップはくっきり。
「黒の深みは有機ELに劣る」とよく言われますが、普段の生活でそこまで気になる場面は少なく、むしろ明るさの方が役立つことが多いと感じています。
音質について ― 内蔵スピーカーでも十分か?
正直、買う前は「どうせ音は物足りないんだろう」と思っていました。ところが実際に使ってみると、低音がしっかりしていて思った以上に聴きやすい。ニュースやバラエティはこれで十分です。
ただ、映画や音楽ライブを観ると「もう少し迫力が欲しい」と感じます。音にこだわる人はサウンドバーを追加した方が満足度は高いはずです。私自身はしばらく内蔵スピーカーで使っていますが、「そのうち買い足そうかな」と考えています。
操作性とアプリ
リモコンの反応はスムーズで、NetflixやYouTubeのダイレクトボタンは本当に便利です。前のテレビではFire TVを挿していたのですが、このモデルでは必要なくなりました。
アプリの起動スピードもまずまず。ストレスなく動画が楽しめています。
ゲーム用途での体験
4K/120Hzに対応しているので、ゲーム機をつないで試してみました。格闘ゲームのように入力の速さが重要なタイトルでも、遅延はほとんど感じません。
「テレビでゲームは重い」と思っている人でも、このモデルなら問題なく遊べると思います。
消費電力と電気代のこと
購入前に気になっていたのが電気代です。液晶テレビは有機ELに比べて消費電力が高いと言われます。
実際に使ってみると、確かに「長時間つけっぱなしにすると少し電気代がかかっているな」と感じます。ただ、毎月の差額は数百円程度。家族で毎日長時間テレビを見る家庭でなければ、そこまで大きな負担ではないと思います。
購入して良かった点・気になる点
良かった点
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明るい部屋でも見やすい映像
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大画面で映画やスポーツが楽しめる
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内蔵アプリが便利で外部機器いらず
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ゲームも快適にプレイできる
気になる点
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設置スペースは要注意(搬入経路も含めて)
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音にこだわるなら外部スピーカーは欲しくなる
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電気代は多少増える覚悟が必要
まとめ ― 購入を検討している方へ
REGZA 65Z970Rは、「液晶テレビの進化形」と言えるモデルです。
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日中もテレビをよく観る
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ゲームも映画も幅広く楽しみたい
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大画面で家族や友人と盛り上がりたい
こうしたニーズがある方には、十分満足できると思います。逆に「コンパクトで安いテレビでいい」という人には少しオーバースペックかもしれません。
実際に使ってみて思うのは、「買って後悔はないけれど、設置場所や用途をしっかり考えてから選ぶのが大事」ということです。スペースと用途さえ合えば、リビングを格段に快適にしてくれる一台になるはずです。